
燃ゆる秋, a photo by 瀬南 比呂 on Flickr.
「なんのために働いているのか?(働くのか?)」
この質問は、私が大学に入ってから就職で失敗して札幌に帰り、落ち着くまで自問自答し続けたものです。
今でもこの問題を考え続けている人は多いかもしれません。
最初は思っていたんです。
「大学に行かせてもらってまで、そんな職…って言われるもの、思うのもイヤだ」と。
それに、大学生の就職活動で「オトナ」たちが必ず言うこと…
「やりがい、自己成長」など「収入以外の面」を強調するのです。
私が新卒で入った会社の採用担当者は
「やりがいは収入を凌駕する!」
と豪語していましたし、私もそういう風に思っていたからその会社に入りました。
だけど、それがちがうとわかったのは入社してから。
ずっと考え続けて、非常勤ながらも毎日仕事をしてたどり着いた答えはシンプルでした。
Qなんのために働いているんですか?
Aなんのためって…生活のために決まってる(笑)
これがその答え(笑)それだけじゃ寂しいし、そんなの「社会的動物」の言うことじゃない…とは思うけど、根源なんですよね、人間のってか動物の。生きるために稼がないといけないんですよ。大学出てようが、出てまいが、働く目的の根源はここですよね。
それを全力で否定する今の就職活動ってどうかと思いますよ…ホント。だから、入社後に思い悩む。
やりがいなんて最初から見つかるわけないんです。そうやって言ってもらわなかったらわからないですよ。
それで多くの大学生が悩んでるんじゃないかと思います。
志望動機?給料いいから、でいいと思うんですけどね(笑)
それでも無理矢理書かなきゃいけないんですから、大変ですよ…。
9割嘘でも仕方ないんじゃないかと思っちゃいます。
就職に失敗して、地元に帰ってきて8ヶ月は本当に最低限のことだけできるお金を稼ぐので精一杯でした。時間はあったんです。でも、気力が続かなくて…。それで土日だけのバイトをしていました。
そうやって少し稼いで、毎月やりくりしてほんの少し余ったお金で本を買ったりしているうちに
「あ、今度はこれが欲しい、あれがほしい…あれもしなくちゃ、これもしなくちゃ」ってなったら、元気になってきたんです。それで、「4月からは生活リズムを立て直せる仕事にしよう!」と思い立ったら、舞い込んできたのが去年やってた仕事。
それは半年だけの仕事だったけれど、本当に劇的に生活が変わりました。生活リズムが安定して、収入もずっとあがりました。少しだけ贅沢できるようになって、お友達とゴハンに行けるお金ができました。そうして、半年終わった後、今の仕事に就きました。今も生活リズムも収入も安定していますが、もっとやりたい!と思えることが出てくるようになりました。
そうやって生活していくうちに「あ、仕事ってこういうもんなんだな」と思いました。
一生懸命働いて、時間をやりくりしてやりたいことやって…っていうほうが私にはずっと合ってます。
仕事が苦痛なわけじゃないし、今の仕事すごく好きだから、そこで自分のできることをもっとやりたいって思えるようになってきましたしね。だから、どっかのマルチ商法化粧品ビジネスのにーちゃんやねーちゃんなんかが見たら「え?365日連休ほしくないの?」って言われると思いますけど、私、そんなに休みあったら暇持て余しちゃうから、いいんです、それでw
こうやって時間見つけてどっかに写真撮りに行ったり、友達と会ったり、どこかに旅行行けることがとても幸せだし、仕事がんばろう!って思えることがすごく幸せです。
だから、「なんのために働いてるの?」って思い悩んでる新入社員の方…。
そんなに肩の力いれて考え込まずに、楽しいと思えることをやるためにお金稼いでください(笑)
一度きりの人生なんですから。
趣味はあくまで”趣味”、仕事はあくまで”仕事”なんだよね。
返信削除それだけはごっちゃにしたくないよね。どっかのマルチ商法化粧品ビジネスのにーちゃんねーちゃんみたいになったら大変だ。
こと、写真に関してはプロがうらやましかったりもするけどねwでも、趣味は趣味、仕事は仕事。それ全部で「人生」なんだよね。前の会社の人事や社長は「仕事してる時間の方が長いんだから、仕事が楽しくなきゃ!」ってもっともらしいこと言って、内情は全然違う…なんてことやってたから、不信感だったなぁ。
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